コピックvsCG
2002/1/17
−はじめに−
 なんか半年に1回のペースになりつつある「コラム」ですが、今回は久々に「お絵描き講座」なんです。
今回のテーマは「コピック絵のCG化・最新版」です。
私自身のやり方も常々変化しているわけで。

 モデルは「Full Hearts」より、「相原 和奈」です。


 ←スキャナで取り込んだだけの状態。
(ちょっと縮小してあります)
色調補正はスキャナにお任せ。
TWAINの「AUTO」ってのは
結構優秀だったんですね これが(爆)



 ←次に、フォトショップを用いて
白い部分だけをクリーンアップ。
「色調補正」から「色の置き換え」を選び
白い部分を選択して「明るさ」で調整。
ついでに「フィルタ」→「ぼかし」→「詳細」を使って
色ムラをツブしておきます。縮小で判り難いですが。
(「第7回コラム」参照)
さらにゴミ取り等を経て←この状態。



 以前から言っている通り
スキャンしたコピック絵ってのは
どうしても「肌色」が黄色いんです。
そこで再び「色調補正」→「色の置き換え」で
「肌色」のみを選択し
「色相」−2、「明るさ」+25 に調整します。
ちなみに細かい数字は臨機応変に。



 同じように 肌色のシャドウ部分も調整します。
この場合は「色相」−5、「明るさ」+27でした。
まあパッと見てキレイな感じに調整すれば
それでOKだと思います。



 プラス CGでいろいろイジくり倒して
ハイ、出来あがり。(←フルサイズ)
いろいろってのは
髪と上着(覆い焼き)
頬の赤らみ(乗算)
逆光(オーバーレイ)
上着主線トレス(ハードライト) 他
それこそ色々です(^^;)


−あとがき−
 といった具合で以上。
私は「CG」は「CGに見えないように」 「コピック」は「手描きに見えないように」描いているので
段々と互いの境界線が薄まってきているようです。
両者のせめぎ合いの行き着く果て、「伝説のコピッカー」に… なれるのかよ俺。

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